カイロプラクティックの学校選び

禁忌症をみわける判断こそ、国際基準の学校でしか学べない重要素

TCCでは、カリュキラムの中でも重要な位置づけとして、初めてお迎えする患者様に対して必ず行う事を何度も繰り返し厳しく指導されます。私はTCCの前身であるRMIT・CSCを卒業しましたが臨床において、この学校で学んだことが大きな価値であることを実感しています。
それは、臨床数に対して1%にも満たない数ですが、

「禁忌症(カイロプラクティック療法の範囲外)ではないか?」

と疑わしき患者様がいらっしゃるのです。
禁忌症を見分ける検査は、健康問題を託されるカイロプラクターにとっては施術前の貴重で重要視される項目です。

患者様をお迎えするにあたって、ドアから入室される様子・待合室での調査票への記入状態等の観察から始まります。
外見どこも悪く無いように平然とした患者様、付き添い者の手を借り大変に辛そうな患者様。これから施術する患者様は一体どのような人なのか?という観る目で我々は集中します。

施術室に入室していただき御挨拶から、来院にいたる経緯についてのお話しを詳しくお聴きする事から始まります。

(あなたのライフスタイルは?身体のどこが?どんな症状が?いつ頃から?症状の変化は?既往歴は?・・・)

そして、いよいよ重要なな検査開始です。
まずはバイタルサインといって、血圧や体温、心拍数、呼吸数を検査します。
この時点で、

「まるで、病院みたいですね?」

という言葉をよく耳にします。

私はいつも、「カイロプラクティックは病院ではありません。しかし、あなたが楽になって戴きたいという気持ちはお医者様と同じ心です。少しでも多くの情報を知りたいのです。」とお答えします。

国際基準カイロプラクターは自らの立場を「プライマリーヘルスケア(患者様の健康問題に最初に関わる事)の提供者」という自覚を持っています。つまり、患者様は単純な肩凝り?めまい?頭痛?と自己判断で「カイロプラクティック」を緩和の目的とされるケースが普通です。しかし、カイロプラクターは魔法使いではありません。カイロプラクティックの範囲を承知し、ケースにより医療機関への入口の役目も担っているのです。患者様の利益(健康回復)を重要視します。

2009年度に当院では、お二人の患者様が事後報告結果として重篤な状況で御来院されました。
いずれも御本人は、単純な「肩凝り、めまい」という訴えでの御来院です。


タクシードライバーの男性A様の場合

「昨日の勤務中、少し肩が凝りめまいを感じました。帰宅した際、マイカーをバックで車庫入れの際、車を柱に当ててしまいました。」

私は、そのお話しを聴いただけで緊張が走りました。(プロドライバーで、マイカーで家での事故?)

「それでは、血圧を測ってみましょう。」(やはり大変に高い数値である。別室にて直ちに近所の脳神経外科へ状況説明のもと紹介の連絡。)「少し血圧が高いようです。○○病院のお医者様に診ていただいて、早く楽になる手段を考えましょう。」

結果は脳梗塞との報告。

ご近所の会社勤めの女性B様

「1週間ほど前、毎日乗車しているバスから降りる際ふらつきました。昨日も同じ事がありました。」

(血圧も高いが、心拍数が異常に少ない・・・?すぐに状況説明書を書かなくてはいけない。)

「今からお家の前の○○病院へ、この文書を持って精密検査を受けて下さい。」「私、そんなに悪いのですか?」「カイロプラクティックでは検査ができない部分を診て戴き、Bさんも私も安心という担保を得たいためです。だから、すぐに行って下さい。」

結果は完全房室ブロックとの報告。

こういうケースでは、万が一の場合は生命にも関わる症状で、自己判断で「とりあえずカイロへ・・・」という安易な心で来院されるケースです。必ずと言って良いほど、翌日には御本人もしくは御家族の方から御礼の報告があります。その御礼の心中は読者の皆様にも想像がつくと思います。もし、国際承認校であるTCC(旧RMIT)で指導を受けていなければ、私も施術を実行してたかもしれません。最悪のケースとして、カイロの施術を受けた後に倒れられた場合、御家族や医師から何をしたのか?と、状況説明を求められたり、訴訟へと発展するかもしれません。

法制化がなされていない日本で、それを悪用するカイロプラクターにはならないでほしい

現在の日本のカイロプラクティック業界、WHOがカイロを代替医療と認めながらも法制化されていません。
しかし、職業選択の自由という法に則り、街中にカイロの看板が多く存在します。一般的にカイロと整体を同じと思っている方が多いのが現状です。カイロ学校と称する養成所が多いのも事実です。

そこで、自動車の運転を例にとってみましょう。
日本に自動車が明治33年に輸入されました。運転免許証制度ができたのは、明治40年です。運転免許制度導入までの7年間、運転は自由にできたのです。
自動車は便利が良いものですから、日本でも製造されるようになり台数が増えます。
予想するに販売する側が購入者に運転方法だけを教えていたと思います。すると、当然ながら交通事故が起きます。
行政側はルールを作ろうと運転免許の試験制度が設けられ法律化したわけです。

カイロプラクティックも同じです。基礎医学無しにカイロは考えられません。ほとんどの学校は技術中心を教えます。しかし、WHOはそれをカイロプラクターとは認めていません。近い将来、必ず日本にもカイロに対するプロフェッショナルとしての資格制度が実現されると思います。「人の健康に関わるプライマリーヘルスケア」だからこそです。

今年2010年から、IBCE(国際カイロプラクティック試験委員会)の協力のもとJCR主催の初のカイロプラクティック統一試験が開始されます。未来のカイロプラクターを目指されている方へ、将来を見据え本物の日本で唯一の国際承認校TCCで、学術・技術・哲学を学ばれる事をお勧めします。

城戸﨑九一郎

福岡県出身。大分県で快効カイロプラクティック院院長をつとめる。
本学の前身であるRMIT大学日本校CSCプログラム修了。
日本体育大学時代に打ち出した、陸上競技800mの記録(1’52″5)は、1980年~1991年の間、誰も破ることができなかった。

実直で愛情溢れる人柄で、地元ではアスリートの患者さんが特に多い。

東京カレッジオブカイロプラクティック 四国九州ブロック広報部長

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください