WHO基準のカイロプラクティック教育機関、TCCがOBと合同で学校説明会を開催

6月24日(日)、東京カレッジオブカイロプラクティック(TCC)を卒業し、開業して活躍しているOBとのコラボレーションにより学校説明会がTCCにて開催されました。

第一部は副校長村上佳弘先生によるプロジェクターを使用した学校説明会。

カリキュラムやWHO基準の意義、法律のない日本においてあえてWHO基準カイロプラクティックを学ぶメリットなど、学校案内やホームページでは紹介しきれない内容を紹介。

参加者はメモを熱心に取ったり、質問を積極的にされたり、カイロプラクティックにとても関心があるようすでした。

TCC同窓会今回有志で集まったOBたち。各地で活躍されています。

左からつちこカイロプラクティックオフィス(新宿)の土子勝成先生、パリナーマ茅ヶ崎の岡大先生、ライフプラス二子玉川の原田勇人先生、広沢カイロプラクティック(茅ヶ崎)の広沢祥一先生、山本カイロプラクティック研究所(荻窪)の山本元純先生、石川整骨院カイロプラクティックの石川真之先生。

写真には写っていませんが、女性でフリーランスカイロプラクターとして活躍している甲州友梨奈先生も駆けつけてくださいました。

オリンピックチームの専属トレーナーとして帯同したり、プロゴルファーの専属治療を行ったり、かなり活躍している先生たちです。

今回は、このベテラン陣のカイロプラクティック体験治療が無料で受けられるイベントも開催。

TCC学校説明会

参加者の中には、トレーナーをめざしアメリカ留学中だった方もいて、アメリカでカイロプラクティックと出会い、色々調べて東京カレッジオブカイロプラクティックの存在を知って帰国した、という方もいました。

OBによるパネルディスカッション。

参加者の方々から質問がたくさん寄せられ、OBたちが在学中を振りかえり答えたり、アドバイスしたり。

「からだが大きい患者さんや、筋肉隆々のアスリートの患者さんなど、女性がアプローチするのは難しそうだけど…」という女性参加者からの質問では、

「体重130kgのおすもうさんも治療したことがある。横向けにするとベッドから落ちてしまったり、落ちそうなときに支えられない、ということもあるので、たしかに難しい場合もあるけれど、違うアプローチによる治療法はたくさんあるので、『対応できない』という選択肢は今までない」と甲州友梨奈先生が答えられました。

アスリート治療の現場

アルティメット

アルティメットという、日本ではまだ聞きなれないスポーツがあります。

アルティメットとは、1940年代に米国の名門校、エール大学の学生たちがキャンパス近くの「フリスビー・ベーカリー」のパイ皿を投げ合ったことが始まりと言われる、フライングディスクの競技。

このアルティメットが、まだオリンピック競技とはなっていませんが、世界フライングディスク連盟が暫定公認団体として認められ、注目を浴びています。

このアルティメットチームの専属トレーナーを行っているのがライフプラス二子玉川の原田院長。将来アスリート治療を目指す参加者から熱心な質問がありました。

原田院長曰く、「海外のプロアスリートには、医師、管理栄養士、スポーツトレーナー、カイロプラクターなどがチームを組み、それぞれの分野でアスリートのパフォーマンス向上やケガ予防・治療を行っています。

ところが、当然こういう体制にするには相当な費用がかかる。

日本の場合、予算的なことがあり海外のようにそれぞれの治療家がチームを組む、ということはほとんどなく、僕のような専属がひとりで対応する、ということが多い。

当然、食べている栄養素のことを聞かれることもあるから、栄養面のアプローチもできるように知識を研鑽する必要がある。

ただひとつ言えることは、アスリートの現場で他の治療家、たとえば柔道整復師や鍼灸師などに比べて、カイロプラクターはかなり効果を上げることができると実感している。カイロプラクティックを選んで良かったな、と思う瞬間がスポーツの現場ではけっこうある」

スポーツの現場では、WHO基準カイロプラクターの存在がじわじわと浸透していて、勝敗を左右する身体のケアをTCCのOBが専属にあたっている、というケースは、原田院長以外にも多数存在します。

TCCのカイロプラクティック科で講師もしているOB、パリナーマ茅ヶ崎の岡院長が司会にあたりました。

岡院長が話したのは、

「参入障壁が低いカイロプラクティック業界において、短期のセミナーや学校を卒業しても誰もがカイロプラクティック治療院を開業できる。参入障壁が低い、というのはそれだけ簡単に誰でもなれる分野だから、競合も多い上、収入も低い、という傾向がある。

ところが、WHO基準カイロプラクターというのは、この参入障壁が低いカイロ業界において、まったく意に介さないレベルだということ。

4年間の月日と学費をつぎ込み、かなり勉強してシンドイ思いもして得られるメリットは、『この業界でカイロ一本で安心してメシを食える』ということ。近くにカイロプラクティック治療院がたくさんあるけれど、全然気にならない。新しい治療院ができたな、と思っても、数年で潰れていることもよくある」

日本では短期で学んでもカイロプラクターにはなれます。

でも、開業後年収300万~500万程度レベルでいいのか、1000万円以上の収入を得たいのか。後者を希望する人が東京カレッジオブカイロプラクティックに入学する、というわけです。

2km圏内にWHO基準カイロプラクターが3件存在する茅ヶ崎

今回の発起人、広沢カイロプラクティックの広沢院長によると、茅ヶ崎には今回司会をした岡院長のパリナーマ茅ヶ崎と広沢カイロプラクティックの他に、もう1件2km圏内にWHO基準カイロプラクティック治療院が存在します。

一般的には、そんなに近い距離で3院もあれば、競合となって敵同士になる…と心配しますが、まったく問題なく3院とも盛業しているとのこと。

その理由として、どの治療院でも経営スタイルはホームページによる予約ではなく、実際に来院した患者さんからのクチコミによるものだから。

つまり、実際に効果を体感して感動した人たちが、自然に家族や友人、会社の同僚を紹介してくれるので、競合を意識することなく経営ができていて、3院とも良好な関係を築いているとのこと。

集客に悩むことなく、実直に目の前の患者さんに真摯に対応し、WHO基準の技術と知識で真面目に治療していれば、自然に経営が軌道に乗る。これがWHO基準カイロをあえて選ぶ大きな意義なのです。

カイロプラクターに必要なこと

入学するにあたり、カイロプラクティック以外で学んでおくといいものは?という質問がありました。

これには、女性カイロプラクターの甲州先生が「新しい働き方」を提案しながら、アドバイスされました。

「わたしは治療院というハコを持たず、フリーランスとして予約を受けているので、ランニングコストというものが発生しない。開業を目標としている場合は、先輩開業者たちから色々話を聞いて、経営スタイルやノウハウ等も教えてもらうといい。経営の感性も自分で磨くことも大切」

広沢院長は

「WHO基準カイロプラクターは、すでに技術も知識も高いレベルのものを身につけている。もう一つ絶対に必要なのはコミュニケーション能力。これは明日からすぐやれ、といってもできるものではなく、訓練が必要になる。

目の前の患者さんが、いかに自分の状況や辛さを話しやすい雰囲気にするかとか、何気ない会話のなかに解決の糸口が見つかるとか、患者さんが緊張せず、人と人として信頼関係を結ぶのがすごく大切で、それにはコミュニケーション能力が必要になる。

だから、アルバイトや家族、友人と接するときに、そういうことを気にしながらコミュニケーション能力を高める訓練を明日から始めるといい。」

コミュニケーション能力は、施術家にとっては非常に重要、とのことでした。

勉強とアルバイトの両立は可能か

学費がかかるのでアルバイトは必須、という学生がほとんど。今回の参加者の中にもアルバイトと勉強の両立が心配、という声があがりました。

TCCは入るのは簡単。でも勉強する内容は他大学よりもずっと濃い、と言われています。甲州先生は「在学中はしょっちゅう泣いていた。それくらい辛いこともあったけれど、あのときの勉強がなければ今のわたしはない」と言っていました。

アルバイトはレストランで2~3時間程度働き、その後家で勉強、というOBや、時給の高いホテルのフロントのバイトや、前職のスキルを活かしたコンピュータ関連の土日集中バイトなどそれぞれ。

原田院長は平日に週4日はバイト、という生活を4年間送り、「とにかく学校ですべて完結しようと決めていた。だから勉強を家に持ち帰らない。授業に集中して理解し、わからないことがあったらすぐに解決するように努めた。バイトまでの空き時間は学校に残り勉強したり、練習したりして、家に持ち帰らないことで週4日のアルバイトが可能だった」

ということ。

最後に

WHO基準カイロプラクターになるには、4年間のフルタイム通学と学費がかかります。それだけの覚悟をした人しか入れません。逆にいうと、それだけやれば安定した治療院経営が可能なカイロプラクターになれる、ということ。

TCCの入学者の平均年齢は30歳で、一度社会人を経験した人がほとんど。あえて会社を辞め、時間もお金もかかる学校に入学する、というのは、4年後どういうカイロプラクターになりたいか、どういう生活を送りたいか、という自分のライフスタイルの夢をきちんと描いていて実現する!という意志がある人たちです。

安いから、期間が短いから、という理由で短期スクールやセミナー、参入障壁の低い他のヘルスケアや癒し関連に数ヶ月~数年通っても、開業レベルには到達せず就職しても生活はギリギリ、というケースや、開業しても続けられない、ということが多いのがヘルスケア分野です。

WHO基準カイロプラクターを目指す、ということは本当の意味で手に職をつける、ということなんですね。

次回のOB合同学校説明会は9月30日(日)に開催。今回参加できなかった方は、お見逃しなく!

予約は東京カレッジオブカイロプラクティック 公式サイトから可能です。

東京カレッジオブカイロプラクティック広報部長、クリエイティブ・ディレクター。印刷全般からウェブコンサルティングまで幅広く活動。

女子栄養大学食生活指導士、認知症予防食生活指導員

「40代から始める!ヘルシーエイジング」を運営。主に40代以降の女性たちに向けた「最後の瞬間まで自立して生きる」ことの大切さを親しみやすい記事を通して情報発信しています。

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