新橋こいちまつり

カイロプラクティックを学ぶ学生が「新橋こいち祭」を通して行う社会貢献と啓発活動

今年も新橋駅前で恒例の「新橋こいち祭」が開催されました。本学は毎年このお祭りに協力、参加していますが、今回はこいち祭のことやお祭りでの本学の活動についてお話をしていこうと思います。


1.新橋こいち祭とは

今年で23回目の開催となった「新橋こいち祭」は、新橋駅前西側のSL広場(TVのニュースなどで新橋のサラリーマンにインタビューをしている場所)や、同じく駅前にある桜田公園(旧桜田小学校校庭)の2会場を中心とした駅前一帯で、毎年7月最後の木曜・金曜に開催されています。

「こいち」とは、「小1時間、新橋で遊んで行ってください」という願いを込めて命名されたものだそうです。ここ最近は2日間で10万人を超える来場者を誇る新橋の一大イベントになっていて、毎年大変なにぎわいを見せています。

東京カレッジオブカイロプラクティック開校の翌年から始まったこのお祭りには最初から関わらせていただいていて、会場内の清掃やビアガーデンの運営補助、そしてこいち祭のメインイベントでもある「ゆかた美人コンテスト」の警備といった、お祭の運営サイドのボランティアスタッフとして、多数の学生が期末試験期間中にも関わらず参加しています。

出展:新橋ねっと

そして学校のPR拠点としてテントを頂いているので、外来センターの患者獲得を目的に毎年4年生がいろいろと知恵を絞ってテントを運営しています。

2.今年のテント運営は今までとちょっと違うぞ!

 

お祭りのテントではカイロプラクティック独自の視点で行う「姿勢検査」を行うことが多かったのですが、今年は趣向を変えてみました。

「お祭りなのだから、来場者と一緒に盛り上がれることをやろう!」ということで、目をつぶってその場で50回足踏みをすると、元の位置からどれだけズレてしまうのか?を体験してもらい、ズレる原因が背骨や骨盤の歪みにあるかも、という話をカイロプラクティック独自の観点と結びつけて来場者にお伝えする、という内容でテント運営を行いました。

1m四方の台の中心に足踏みをスタートする線を引き、学生の掛け声、手拍子に合わせて目をつぶったまま足踏みをしてもらったのですが、20~30歩ほどで台から転落しそうになる人も結構いらっしゃいました。

TCCの社会貢献

自分は全く動いていない!というつもりで足踏みをしているので、「こんなにズレるの??」と驚いている人がほとんどでした。お祭りという事もあり、何度くらい回転したか、スタート地点からどれくらい移動したか、をそれぞれ50点満点で点数化してその合計点をお伝えしましたが、特にグループやペアで訪れた方々はその点数に一喜一憂していました。

2日間で約450名の方がテントを訪れ、足踏み体験をしていただきましたが、外来センターにどれだけ来院されるかを4年生インターンは楽しみにしております。

TCCのボランティア活動

カイロプラクティックを学ぶ学生が取り組む社会貢献と啓発活動

東京カレッジオブカイロプラクティックには社会化活動部という、カイロプラクティックを啓発するための活動を行う学生サークルがあります。

日本ではカイロプラクティックが法制化されていないという事もあり、カイロプラクティックは日本の社会において正しく認知されているとは決して言い難い状況です。

そこで学生は学外に行って姿勢検査などを通じてカイロプラクティックを知ってもらうための活動を行っているのですが、カイロプラクティック独自の観点から姿勢を見て身体と健康に関するアドバイスをすることが個人の健康に関する意識の向上につながり、ひいては社会貢献になっていると考えています。

こいち祭でのテント運営は外来センターの患者獲得という目的ではありますが、カイロプラクティックを通じて健康度を高めることは、やはり社会貢献になっていると考えることができると思います。

カイロプラクティックでの社会貢献

社会貢献という言葉は企業における社会的責任:CSR (corporate social responsibility)を語る際によく使われる言葉ではないでしょうか。CSRとは、Wikipediaからの引用になりますが、「企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する責任のこと」を指します。

日本においては「企業の社会的貢献や企業イメージの向上を図る諸活動」の事をCSRと呼ぶ傾向がありますので、この「企業」という部分を「カイロプラクティック」に置き換えて考えみますと、カイロプラクティックの考え方から姿勢に関するアドバイスをすることは社会を形成する人々に貢献していて、姿勢検査もボランティアも、東京カレッジオブカイロプラクティック(≒カイロプラクティック)のイメージ向上を図る活動、ということになるので、こいち祭での諸活動や社会化活動は本学のCSR活動である、ということが言えるかと思います。

学校でカイロプラクティックを学び実践することは、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、すなわち社会貢献活動であるという事ではないでしょうか。

4.まとめ

最も基本的なCSR活動は、企業活動について利害関係者に対して説明責任を果たすことである、とされています。

これをカイロプラクティックの臨床に置き換えると、利害関係者=患者さんに対して説明責任を果たすこと、となります。

私たちはカイロプラクティックを学び、実践する上でしっかりと説明責任を果たしていく義務があります。これは一般臨床におけるインフォームドコンセント(説明と同意)と共通の概念だと思います。

こいち祭でボランティアをすること、外来センターへの来院を促すことは社会貢献であり、ひいては臨床家にとって必要な態度を実学として学べる場ではないでしょうか。

ちょっと壮大な話になってしまった気もしますが、これからもボランティアや啓発活動を通じて、私たちは社会に貢献していこうと思っています。

三輪健彦

東京カレッジオブカイロプラクティック外来部長、日本スポーツカイロプラクティック連盟(J-FOCS)会長。

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