ミモザ

ヨガ療法の鰻澤智美先生、TCCの女子学生に「女性の働き方」を講演

東京カレッジオブカイロプラクティック(東京・港区)で国際基準のカイロプラクティックを学ぶ女性学生によるサークル「ミモザの会」。

女性としてどう社会と関わっていくか、どう社会に貢献するかなど、カイロプラクティックの技術はもちろん、様々な企画を通してそれぞれの今後の働き方、生き方を考え、発信しています。

今回は東京カレッジオブカイロプラクティックでヨガ療法の講師を務めていただいている鰻澤智美先生を招き、「女性の働き方」についての講演会を開催しました。


ヨガ療法の鰻澤智美先生について

鰻澤智美

週刊誌記者からヨギーへ

高校を卒業後、写真学校を経て週刊誌の記者として就職します。記者の仕事は徹夜も多く、このままでいいのかと自問自答します。
出版社を退職し、海外に住む友人を頼ってカリフォルニアに旅行へ行くことに。このとき、ハンティントンビーチでヨガに出会います。当時、日本ではヨガをする人は少なく、今ほどヨガを職業にしている人はいませんでした。

ヨガを通して色んな勉強に興味を持つ

帰国後、ヨガ教室でヨガを習いつつインストラクターを始めますが、習えば習うほどもっと根本的な身体のことを知りたいと思うようになり、解剖学に興味を持ちます。
解剖学について教えてもらおうと紹介された柔道整復師の方と共同で、ヨガスタジオ兼整骨院をオープンさせることになります。整骨院でアシスタントとして働く中で、日々さまざまな症例と接するうちに、だんだんと身体のことに詳しくなり、さらに勉強するため、整骨院を退職し鍼灸の学校に進みます。

卒業後は、縁あってRMIT大学日本校1期卒業生から、ヨガを取り入れた治療院にしたいとの話を受け、就職します。ここでは、手技について教わります。また解剖学や中医学がヨガにも役立つことを知ります。

また、不妊に悩む女性への鍼治療を行っていた時、房中・導引養生に出会います。導引養生とは古代中国の体操法の一つでカンフーのようなもの、房中とは房中術、男女の交合によって不老長生を得ようとする養生術のことです。不妊治療は、女性だけではなく、男性の協力なくては成功しません。女性へのケア(房中)と、男性へのケア(導引養生)を組み合わせたアドバイザーとしての活動も始めます。

さらに、今までの体験を糧にマンマヨガを取り入れるようになります。マンマヨガとは、乳がん患者に向けた心と体のケアを目的としたヨガ。術前の身体の状態(肩の可動域など)をチェックし、術後には患者に合わせて機能回復を目指すためのケアやサポートをします。自身も乳がんを発症し治療をしたことで、同じ病気の方への理解が深まりより一層患者に沿ったアドバイスもできるようになりました。また施術者からも、乳がん患者を施術する際の対応の仕方等の相談を受けています。
現在は、ヨガ講師、鍼灸師、房中・導引養生アドバイザーとして、多方面で活躍されています。

人生の軸をどこに置くか

ミモザ

人生は、軸を「損・得」、「嫌・好」のどちらに置くかによって、大きく違ってくると言います。鰻澤先生は、「嫌・好」に重きを置いておいて判断しているそうです。

好きか嫌いかで生きる人はお金儲けが苦手な傾向にありますが、それでも自分の好きな方へ進んできた人生を振り返ると、その時出会った人や物事、経験すべてが繋がっていて、仕事にも活きていると感じるそうです。

特に、先生自身が乳がんを発症し死を強く意識されたとき、これまで「未来は明るいものだ」という考えで生きてきていたけれど、「その未来も永遠ではない」ということを考えるようになったといいます。長い先の未来ではなく、近い未来をどう生きるかを考えることが、今は大切だと思うようになり、日々やりたいことを書き出しては、必要かそうでないかを吟味することで、何に時間を割くべきかが見えてくるようになりました。
時間は有限であり、今必要なものを自分で知ることで理想の方向へ進んでいける、という教えをいただきました。

自分の得意なことをみつけよう

好きなことを見つける

現在、フリーランスとして様々な顔を持ち活動している鰻澤先生ですが、記者時代の経験を生かして、コラムの執筆もされています。某ファッション雑誌のウェブ版にて連載をしており、日本では珍しい房中術を発信することで、メディアからの執筆依頼も増えているそうです。

様々なことに興味を持ち、挑戦している鰻澤先生が大切にしていることは、「自分の得意なことを見つけて実践する」ということ。鰻澤先生の場合は、

①情報を集めて、それを適切な人、必要としている人へ伝えること
②異なる2つの物事の共通項を見つけ出し、どちらにも活かす方法を考えること

が得意とのこと。
逆に不得意なことは得意な人に任せることにしています。SNSで発信すること、広く宣伝することが苦手なので、自分は自分ができること、希望ややりたいこと、やっていることを声に出して身近な人に伝えることが、執筆依頼が来たように次の仕事に繋がっていくことを実感しています。

理想の自分と人からの第一印象を近づける

女性の生き方

人を相手にする仕事の場合、多くは第一印象が大切になってきます。特に初めて来院される方は、今後自分の身体を任せても大丈夫だろうか、と注意深く見ていると思います。
短い時間で自分のことを相手に伝えることは難しいですが、第一印象でそれを伝えるにはどうしたらよいか。まず、自分がどういう人物であるか(良い点)、そしてどう見られたいか(理想)を明確にすること。次に、初対面の人に自分の印象を聞くこと(現実)。これは、友人知人に思い出してもらうでもよし、これから出会う方に突然聞くもよしです。とにかくたくさんの印象を聞くこと。
この理想と現実を合致させる作業がとても大切で、2つを近付けられるほど、第一印象で自分の人となりを伝えることができます。
そしてもうひとつ大事なことは、自分の得意なこと(強み)と上手く絡めて仕事をすること。自分の強みを知る一つの方法として、「さあ、才能に目覚めよう」という本をご紹介くださいました。この本についているシリアルナンバーをサイトに入力し、膨大なアンケートに回答すると、自分の強みを分析してくれるというもの。鰻澤先生はこれを5年に1度程度のペースで実施して、変化を観察し現在の自分を知るようにしているそうです。

まとめ

今回は、4年生のヨガ療法のクラスを担当されている鰻澤智美先生をゲストにお迎えしました。学生時代に写真を学び週刊誌記者を経て、現在はヨガ講師、鍼灸師、房中・導引養生アドバイザーなど多彩な才能でご活躍されています。

ご自身の経験から自分が得意とすることを見つけ出し、どんな時も前を向いて生きていくという考え方は素敵でとても感銘をうけました。会の最後には、参加者全員でそれぞれの第一印象をメモに書いて交換をしました。自分が思う自分と相手が思う自分。人にどう見られているか、それを知るだけでも自分の良いところが見えてきます。

今回は、先生のおかげで自分を見直す機会を頂き、学生のうちからセルフブランディングを意識し、卒業した後に人生展開を考える良いきっかけになりました。この学校には素晴らしい講師の先生方がたくさんいらっしゃいます。出会った人とのつながりを大切にして、ヘルスケアプロバイダー専門職であるカイロプラクターとして社会のために還元できる人間になれるよう、あらためて勉学に励んでみたいと感じました。

齊藤裕美

東京カレッジオブカイロプラクティック3年生。

女性カイロプラクターをめざして奮闘中。

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